合格者の声
VOICE企業地域経済の活性化、社会的課題を解決するプロフェッショナル養成
合格者の声
VOICE2022/06/06
相続検定2級合格
税理士法人YFPクレア勤務
山岸 陽子さん
2021年CBT試験合格
弊社のグループでは、税理士、行政書士、社会保険労務士、各士業がワンストップでサービスをご提供しています。
私は業務部の課長として、商品設計や業務フロー作りなどを主に行っています。
相続に関するお問合せは近年非常に増えており、相続税申告を要する方への生前対策のご相談、実際のお手続の他、戸籍謄本収集代行のご依頼や、遺産分割協議書作成のご依頼、銀行口座等の解約手続など、そのニーズも多岐にわたっています。
それぞれのお客さまのご要望にお応えするため、税理士法人では資産税部が、行政書士事務所では行政書士が、知識と数多くの経験を活かして対応しております。私は、そのグループ内の調整を行っています。
弊社グループの取扱商品は多く、その道のプロが沢山おりますが、商品設計をする私も、まずはその業務についてよく知る必要があります。「相続業務」と一言で言っても多くの分野があり、法律も、民法、相続税法、所得税法、法人税法など、複雑に絡みあっています。加えて、行政の各諸手続きを知ることも必要であり、「相続」を知るには何から学んでいけば良いか途方に暮れておりました。
そんな時に相続検定を知り、体系的に学べ、事例問題を通じた実践的な内容であったことから受験してみることにしました。
TACのWEB通信講座を受講し、全ての講座視聴を終えてからはとにかく問題を解きました。
解けなかった問題は問題番号に「✕」を記入し、2回目、3回目と繰返し解きました。
朝、6時30分には子ども達が登校していくので、早朝静かな時間に集中して取り組みました。
電車の移動時間中も、問題集を解いてみて不正解だった部分(苦手分野)の講座を視聴し直すなど、隙間時間を活用して勉強しました。
「相続」はテレビドラマなどでもたびたび登場しますし、ネットコラムなどでもよく取り上げられていますので、多くの方が「何となくの情報」はとても多くお持ちであると思います。私も、勉強するまでは同じでした。
「法定相続人が…」「遺留分が…」「生命保険金の非課税枠が…」これらの分かっていたつもりの事柄についてしっかり理解することが出来ました。
また、相続はゴールが一つではない事も多いので、ご家族にとって最適なゴールにたどり着くためには、資料や情報をもらさず収集できるかも非常に大事であることに気づくことができました。実際に手を動かして計算してみると、条件が一つ違うだけで大きく結果が変わることも実感しました。
ゴールが分かるようになると、「どのタイミングでどのような情報をいただかないといけないか。」という事が逆算できるようになります。それぞれのお客さまのご依頼に合わせて、「いつ、何の情報をご提供いただくか」という事を、お客さまに分かりやすくお知らせしていけるような仕組みづくりを考えております。
試験はいくつかの分野に分かれていますが、各分野の足切り点はありません。どうしても苦手な分野も出てきてしまうかもしれませんが、そこでくじけることなく、得意な分野で得点を伸ばせば全体得点で合格を目指せます。苦手な分野の勉強で止まることなく、手を進めていただければと思います。