ベルフェイス株式会社勤務
原田 豊さん
2021年3月に大手通信会社を定年退職しまして、4月からはオンライン商談システムの開発・販売事業を行うスタートアップのベルフェイス株式会社にて常勤監査役を務めています。
ベルフェイスは営業に特化したWeb会議システムを提供しているベンチャー企業ですが、社内体制の整備、コンプライアンスの強化、ガバナンスの構築といった支援をしています。若い人たちの支援をすることがとても楽しく、ご縁に心から感謝しています。
コロナ禍でマーケットは一気に拡大しました。しかしながらZoomを始めMicrosoftのTeams、Googleの Meetなどとの競合もあり、そのなかで選んでいただかなければならない厳しい状況もあります。ですが、昨年デジタル庁が創設されたことを機会にこれから行政のDX化も進むでしょうし、中小企業であっても生産性向上ということでDX化が求められますので、マーケット自体は今後も広まっていくと思います。組織としては、社長は30代、社員のほとんどが20~30代という若い企業です。私一人年齢が飛び抜けていますが、組織のコンプライアンスやガバナンスの体制を整えることで、若い人たちが思い切って行動できるようにサポートしていきたいと思います。
「定年後に何をしようか」と50代半ばで考え始めました。私は若い頃にMBAを取得していますが、書店で中小企業診断士の内容を見た際にMBAと重複している部分が多いことを知りました。経営戦略や財務会計、経営管理などの実務経験もありましたので、長年サラリーマンをやってきた総仕上げとして勉強しようかなと。それが何か定年後のきっかけになるのではと思い受験しました。(資格の学校)TACの総合講座で勉強をしたかいもあって幸い1年で合格することができまして、2020年11月に中小企業診断士の登録をしました。
企業経営アドバイザーについては、中小企業診断士合格後に知識の幅を広げることを目的として受験しました。中小企業診断士は資格取得後も継続的な研鑽が必要です。企業経営アドバイザーは経営知識に加え、傾聴のスキルも必要になるので有効なツールであると思います。
一つは、現在の仕事にもつながりますが「ベンチャー企業の成長支援」です。
もう一つは、社会的に大きな課題とされる「事業承継」の分野で何かしら貢献したいなと考えています。
事業承継にも色々なステージがあると思いますが、中小企業診断士・企業経営アドバイザーとしての貢献は「経営者が事業承継の必要性に気づく」までの所が重要だと思います。まだまだお元気な70代の経営者も多いですが、10年後のことを考えるとやはり限界が来ますので、将来的なことに気づきを得てもらい良い方向へと歩みを進めるお手伝いをするのが中小企業診断士や企業経営アドバイザーの役割であると思います。
大手企業ですと定年があって、大体が60歳です。そこから再雇用という道もありますが、周囲の状況をみても、雇用の機会は提供できていても仕事の機会は提供できていないなと感じます。60歳は正直まだまだ元気で、これまでの経験もあります。そのようなシニアをもっとうまく活用できたら良いのにと思っています。
最近では大手の金融機関を辞められた方を地方の中小企業に紹介するような制度もありますが、50代60代の人材が能力にあった仕事を見つけやすくできれば良いなと思います。もちろん組織の新陳代謝として若い人に活躍する機会やポストを渡していくことも必要ですので、難しい課題でしょう。
まず資格を取得することが重要ですが、取っておしまいではなく、その後に自分で人脈を作ったり研修会に参加したりと仕事を見つけるところが難しいのです。資格を活かして何をするか、その後のサポートしてくれるところは少ないので、企業経営アドバイザーでも、そのような場を今後作っていただきたいと思います。
対話する力においては質問力が問われると思いますが、とにかく聴く力は重要です。
今の仕事においても監査役として社内の色々な責任者からヒアリングをして情報を収集する必要がありますので、できる限りしっかり話を聴くように日々心がけています。
士業の先生方は自分の専門知識を伝えることが主流になりがちですが、そうではなくて相手に関心をもって、バックグランドも含めて理解することで相手も心を開いてくれますし想いを聞き出すことができると思います。
重要なことは目的を共有することだと思います。お互いにどういう方向に進みたいのか、それに向けて建設的に対話をすることが重要です。組織であればそれぞれの思いもあるでしょうが共通の目的をもつこと、それがしっかりしていれば建設的な議論にもなります。経営であっても会社をどういった方向に持って行くかということを共有することが一番重要であると思いこれまでやってきました。
経営を体系的に理解して、対話力・聴く力を身につけるという内容なので、組織のなかにいても活かせる資格だと思います。ビジネスマンの方がこれまでの知識を体系化して整理するという意味でも挑戦していただけたらと思います。
中小企業診断士で学習した知識を基にして、さらに実践の場で活かせると思ったため
自身の実務・業務・プロジェクトに、学んだ翌日から活かせると思ったため
銀行(融資)の視点からどのように事業性評価をするのか知りたかったため
合格者(同期生)同士で、リレーションシップや新しい取り組みに期待がもてそうだったから
カリキュラムの内容、テキストを確認後、学習するメリットがあると考えたから
中小企業支援のための具体的な行動の契機としたかったため
「企業経営アドバイザー」として認定されるまでの流れを以下に説明致します。
項 目 | 知識科目 | 実践科目 |
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試験期間 | 随 時 | 2024/10/12~10/27 (※)試験期間内で1回のみ受験可能 |
申込期間 | 希望受験日の約3カ月前~3日前まで | |
出題方式 | CBT方式による四肢択一 | CBT方式による四肢択一及び記述式 |
出題数 | 4分野全体で50問 | 四肢択一式20問 及び記述式1題(20問程度) |
合格基準 | 100点満点のうち60点以上 | |
試験会場 | 全国47都道府県の約300会場にて実施 | |
試験時間 | 120分 | 90分 |
受験資格 | 学歴・年齢・性別・国籍による制限はありません。 | |
受験料 | 各 8,800円(消費税10%込) | |
申込方法 | インターネット申込 | |
再受験規定 | 何度でも可能 | 試験実施期間内で1回 |
合格科目有効期限 | 一部科目に合格した月の翌年同月末日まで |
損益分岐点分析、管理会計、設備投資の経済性計算、企業価値、キャッシュフロー計算書、経営分析、ローカルベンチマーク、中小企業会計、原価計算
民法、会社法、組織再編、知的財産権に関する法律
経営戦略、組織の構造、組織の行動心理、人材管理、マーケティング、中小企業支援施策
生産システムの概要、ライン生産への対応、生産管理の実行、生産プロセスの管理、品質と技術の管理
事業性評価に基づく融資、ローカルベンチマーク、経営デザインシート、知的財産、外部環境分析、定量分析、内部環境分析、SWOT分析と経営戦略、事業計画
資格の取得過程および実務者としての実践において既に一定の経営知識を習得していると考えられる者について、基本的な経営知識を問う「知識科目」を免除する。
免除対象者 | 提 出 書 類 |
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公認会計士 | 日本公認会計士協会が発行した公認会計士名簿に登録されている旨の「登録証明書」(写し可) |
税理士 | 税理士証票(写し) |
中小企業診断士 | 中小企業診断士登録証(両面の写し) |
企業経営アドバイザー検定試験はCBT方式で実施しております。
CBT(Computer Based Testing)方式とは、コンピューターを使用して実施する試験のことです。
試験は期間内にテストセンターと呼ばれる試験会場で随時実施され、会場の空席状況から都合の良い日時・会場を選択して受験することができるため、学習進度やスケジュールに合わせた受験が可能となります。
(株)CBTソリューションズが運営する企業経営アドバイザー検定試験専用ページから、希望する試験日時、会場を選択し受験申込いただきます。
※実践科目は一定の試験期間内のみ受験可能です。
※ご希望の会場で空席がない場合、広域でお探しいただきます。
専用ページより、必要事項を入力してユーザーID、パスワードを取得してください。
取得したユーザーIDとパスワードでマイページにログインし、受験する試験・試験会場・受験日時を選択してください。
②で選択した予約内容を確認し、受験料をお支払いください。
受験料の支払完了後、申込内容や試験会場への地図等について、予約完了メール又はマイページでご確認ください。
知識科目の試験結果は、試験終了後にその場で確認できます。
実践科目の試験結果は、後日、マイページで確認できます。
知識科目 | |
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申込者数 | 267名 |
受験者数 | 215名 |
合格者数 | 94名 |
合格率 | 43.7% |
平均点 | 56.2点 |
実践科目 | |
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申込者数 | 271名 |
受験者数 | 218名 |
合格者数 | 71名 |
合格率 | 32.6% |
平均点 | 52.5点 |
2科目同時 | |
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受験者数 | 200名 |
合格者数 | 47名 |
同時合格率 | 23.5% |
知識科目分野別正答率 | |
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企業財務 | 58.1% |
企業法務 | 47.9% |
経営・支援 | 51.4% |
生産管理 | 53.7% |
知識科目 | |
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申込者数 | 193名 |
受験者数 | 158名 |
合格者数 | 69名 |
合格率 | 43.7% |
平均点 | 58.1点 |
実践科目 | |
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申込者数 | 191名 |
受験者数 | 154名 |
合格者数 | 65名 |
合格率 | 42.2% |
平均点 | 56.5点 |
2科目同時 | |
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受験者数 | 146名 |
合格者数 | 39名 |
同時合格率 | 26.7% |
知識科目分野別正答率 | |
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企業財務 | 48.9% |
企業法務 | 43.9% |
経営・支援 | 60.5% |
生産管理 | 63.7% |
知識科目 | |
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申込者数 | 104名 |
受験者数 | 44名 |
合格者数 | 28名 |
合格率 | 63.6% |
平均点 | 62.6点 |
実践科目 | |
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申込者数 | 111名 |
受験者数 | 50名 |
合格者数 | 28名 |
合格率 | 56.0% |
平均点 | 58.8点 |
2科目同時 | |
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受験者数 | 42名 |
合格者数 | 18名 |
同時合格率 | 42.9% |
知識科目分野別正答率 | |
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企業財務 | 62.4% |
企業法務 | 55.7% |
経営・支援 | 62.7% |
生産管理 | 69.6% |
(※)第6回検定試験は2020年3月8日(日)に実施される予定でしたが、コロナウイルス拡大防止の観点から、2020年6月28日(日)に延期して実施されました。
知識科目 | |
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申込者数 | 84名 |
受験者数 | 72名 |
合格者数 | 36名 |
合格率 | 50.0% |
平均点 | 56.9点 |
実践科目 | |
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申込者数 | 78名 |
受験者数 | 68名 |
合格者数 | 23名 |
合格率 | 33.8% |
平均点 | 53.6点 |
2科目同時 | |
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受験者数 | 77名 |
合格者数 | 18名 |
同時合格率 | 23.4% |
知識科目分野別正答率 | |
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企業財務 | 62.3% |
企業法務 | 54.4% |
経営・支援 | 56.0% |
生産管理 | 53.9% |
(※)第5回検定試験から、最高点・最低点の公表は致しません。
知識科目 | |
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申込者数 | 56名 |
受験者数 | 47名 |
合格者数 | 16名 |
合格率 | 34.0% |
平均点 | 52.9点 |
最高点 | 82点 |
最低点 | 22点 |
実践科目 | |
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申込者数 | 45名 |
受験者数 | 36名 |
合格者数 | 20名 |
合格率 | 55.6% |
平均点 | 65.0点 |
最高点 | 95点 |
最低点 | 36点 |
2科目同時 | |
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受験者数 | 35名 |
合格者数 | 12名 |
同時合格率 | 34.3% |
知識科目分野別正答率 | |
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企業財務 | 53.0% |
企業法務 | 56.6% |
経営・支援 | 46.4% |
生産管理 | 58.3% |
知識科目 | |
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申込者数 | 53名 |
受験者数 | 39名 |
合格者数 | 16名 |
合格率 | 41.0% |
平均点 | 54.9点 |
最高点 | 87点 |
最低点 | 25点 |
実践科目 | |
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申込者数 | 55名 |
受験者数 | 41名 |
合格者数 | 32名 |
合格率 | 78.0% |
平均点 | 64.5点 |
最高点 | 79点 |
最低点 | 37点 |
2科目同時 | |
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受験者数 | 31名 |
合格者数 | 14名 |
同時合格率 | 45.2% |
知識科目分野別正答率 | |
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企業財務 | 64.2% |
企業法務 | 53.3% |
経営・支援 | 52.1% |
生産管理 | 48.8% |
知識科目 | |
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申込者数 | 96名 |
受験者数 | 80名 |
合格者数 | 39名 |
合格率 | 48.8% |
平均点 | 59.8点 |
最高点 | 94点 |
最低点 | 36点 |
実践科目 | |
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申込者数 | 93名 |
受験者数 | 71名 |
合格者数 | 42名 |
合格率 | 59.2% |
平均点 | 61.5点 |
最高点 | 82点 |
最低点 | 25点 |
2科目同時 | |
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受験者数 | 69名 |
合格者数 | 24名 |
同時合格率 | 34.8% |
知識科目分野別正答率 | |
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企業財務 | 65.4% |
企業法務 | 32.5% |
経営・支援 | 75.4% |
生産管理 | 53.4% |
知識科目 | |
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申込者数 | 94名 |
受験者数 | 72名 |
合格者数 | 44名 |
合格率 | 61.1% |
平均点 | 62.5点 |
最高点 | 88点 |
最低点 | 30点 |
実践科目 | |
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申込者数 | 94名 |
受験者数 | 71名 |
合格者数 | 42名 |
合格率 | 59.2% |
平均点 | 60.5点 |
最高点 | 90点 |
最低点 | 18点 |
2科目同時 | |
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合格者数 | 28名 |
同時合格率 | 38.9% |
知識科目分野別正答率 | |
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企業財務 | 68.0% |
企業法務 | 54.9% |
経営・支援 | 59.5% |
生産管理 | 68.3% |