合格者の声
VOICE企業地域経済の活性化、社会的課題を解決するプロフェッショナル養成
合格者の声
VOICE2021/03/29
年金検定2級合格
損保ジャパンDC証券株式会社
井上 明夫さん
2020年10月試験合格
現在は確定拠出年金の運営管理機関で管理職として勤務しています。
社会人として金融機関に勤務し、運用部門から法人営業部門に異動してから企業年金に携わることになり、現在の会社に転職して今日に至るまで、企業年金の関連分野として公的年金にも仕事上の関わり合いを持ってから25年を超えました。
仕事柄、特に老齢年金関連の知識が必要と感じることが多かったため、より知識を深めるために15年前に社会保険労務士の資格を取得したのをはじめ、他の年金に関する試験の受験もしてきました。以後、今日まで老齢厚生年金のみの知識を様々な場面で活用してきましたが、あるとき当時の上司より遺族厚生年金の相談を受けました。ところがかなり忘れていることがあり即答できないことが多々ありました。そのような時に新試験として年金検定が創設されたことを知り、改めて遺族年金や障害年金を勉強し直そうと考えたことがきっかけです。
年齢のせいか、なかなか昔のように記憶できないことや思い違いしていたことを矯正することに苦労しました。資格の学校TACの対策講座を受講したので、とにかく、ひたすらDVDを繰り返し視聴し、テキストを読み返しました。特にテキストのレイアウトから項目の配置を覚えて記憶すべき項目に抜け落ちがないよう努めました。さらに、試験前にはオリジナル問題集を通勤時間に繰り返し解くことで4択問題に関して瞬発力をもって解くように意識して、試験時間内に応用問題を解く時間が十分とれるように努めました。
老齢厚生年金や老齢基礎年金については、現在における職務にかかわるものとして、これまで以上にブラッシュアップをして、高齢期の生活のライフプラニングの幅を広げて行えるよう活用することは言うまでもありません。さらに、定年までそう遠くないので、将来は、定年を迎えようとしている会社員や不幸にして遺族となり色々な悩みの多い方にとって、年金の公的制度や民間制度の最適なミックスを助言するアドバイザーとして活躍したいと考えています。
年金検定は公的年金だけでなく医療保険、介護保険や周辺知識を体系的に学ぶことができる検定試験です。合格のための目標設定に特定の狭い範囲を定めるのではなく、総合的なアドバイザーとして必要な知識を体系的に習得できる、魅力のある検定試験だと思います。
コツという程ではありませんが、いかに前半の4択問題を早めに終わらせて応用問題を解く時間を捻出することが大事なのではないかと思います。