合格者の声
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合格者の声
VOICE2021/09/30
年金検定1級合格
損保ジャパンDC証券株式会社勤務
井上 明夫さん
2021年3月試験合格
現在は確定拠出年金の運営管理機関で管理職として勤務しています。
社会人として金融機関に就職し、運用部門より法人営業部門に異動してから企業年金に携わることになり、現在の会社に転職して今日に至るまで、企業年金の関連分野として公的年金にも仕事上の関わり合いを持ちはじめてから25年を超えました。
2020年10月に年金検定2級を受験し、同検定を合格したことから、次のステップの技能を身に着けるべく学習し、その知識・技能を確実なものとすることができたか否かを確認したいと考えていました。年金検定2級を受験する段階で、年金検定1級試験が開始されることも耳にしていましたので、年金検定2級合格後に引き続き、学習・受験をすることにしました。
年金検定1級試験を合格するには計算能力がまずは必要で、いかに素早く計算条件を読み取って正確に計算するかということを心がけました。そのためには、オーソドックな方法ですが、オリジナル問題集を繰り返し解くことに力を入れて学習しました。特に、障害厚生年金について理屈では理解していても、いざ計算するとなるとケアレスミスが多く苦手だということが分かり、年金検定2級のオリジナル問題集や模擬試験も含めて繰り返し解くことで、正確性をもった瞬発力を身に付けるように努めました。
年金検定1級の合格で得られる知識・スキルは、何といっても年金額の計算を中心としたアドバイス・スキルだと思います。一方、公的年金について相談者が最も知りたいことは、受給資格の有無、受給開始年月、受給できる年金額の三点で、年金検定1級受験のための学習により取得した知識・スキルはこれと完全に合致しています。
今後は、これらを相談者に具体的数値で提示し、これを軸として今後、他の保有財産と合わせてどのように資産を配分してライフプラニングすべきか個別的な相談に乗れるアドバイザーとして活動していきたいと思います。
年金検定1級の魅力は、年金検定2級で学習する基礎知識をベースとして、その上に具体性をもって年金額等具体的数値を提示するスキルそのものを訓練する試験であるところです。それだけに、問題に並んでいる条件をきっちりと読み取り、間違いなく計算することを時間内に確実にやりきる瞬発力を鍛えることに苦労しました。これを克服するには1にも2にも反復練習しかないかと思います。頑張ってください。