合格者の声
VOICE企業地域経済の活性化、社会的課題を解決するプロフェッショナル養成
合格者の声
VOICE2023/01/31
企業経営アドバイザー検定試験合格
小さな会社サポートオフィス
平野 智一さん
2022年1月認定
「小さな会社サポートオフィス」という屋号で中小企業診断士として活動しています。神奈川県相模原市と横浜市に営業所を構えており、「県内の事業者様と一緒にワクワクするビジネスを」というコンセプトで活動しています。業務内容は、補助金や制度融資などの資金調達に関わる事業計画書等の作成支援を中心に、経営者のご相談に幅広く対応しています。その他、資金調達関連のセミナーや士業の専門誌などの執筆活動を行っています。
国や自治体などが管轄している補助金及び融資制度は、申請要件や採択後のスキームが複雑です。そのため多忙な事業者様の多くは、制度を理解する前に面倒に感じて諦めてしまう方もいらっしゃいます。
私がサポートすることの意義として、まずは全体像をかみ砕いて分かりやすく説明することだと感じています。そして、制度を十分に理解し必要性を感じていただいた事業者様には、資金獲得だけでなく、その後の事業の推進まで伴走的に支援させていただいております。
現在、中小企業診断士を取得して4年目になります。
それ以前は中小企業の会社員として勤めていましたが、なんとなく悶々とした日々を送っており、この状況を脱却するためにもキャリアアップがしたいと考えていました。中小企業診断士については新卒の頃に知る機会がありまして、「面白そうだな」と頭の片隅に置いていたのですが、そのことを思い出して勉強をしてみることにしました。
それから取得まで、実は5年かかっています。本来であれば諦めてしまいそうなところですが、なにくそ精神でだんだんと勉強にハマっていきました。当時、プライベートでは結婚をして子どもができてというタイミングでしたので、勉強をしている時間が唯一ひとりでいられる時間でもあり、リフレッシュするためにより一層勉強にのめり込んだというのもあります。
診断士の勉強を通して経営支援における“知識”を身につけることはできましたが、経営者との対話時におけるヒアリング能力に不足を感じていたところ、企業経営アドバイザーには『対話力』を学べる機会があるということで、頭でっかちなままではなく聞きたいことを聞く力、伝えたいことをうまく伝える力を伸ばしていきたいと思い受験を決めました。
診断士資格を持っていると知識系の科目が免除されるというのも後押しになりました。
難しかったです!
ローカルベンチマークも経営デザインシートも診断士では学ばないですし、実際に使おうと思うとなかなか項目を埋めていくのが大変でした。また、診断士ではヒアリングした内容をいかに分析するかということは学びますが、その内容をいかに聞き出すかという手法については学びません。
経営のアドバイスをするためには一つの事象について深掘りしていく必要がありますが、結局のところ経営者に聞かないとわからないことばかりです。そのためロールプレイングを通じてヒアリング能力を実践形式で学べたことは、とても有意義だと感じています。
また講習では他の受講生とコミュニケーションをする機会があり、多様なバックボーンを持った方とつながることができて良かったです。資格取得者の勉強会や交流会があれば今後も積極的に参加したいです。
補助金業務の際は経営者にヒアリングを行いますが、資格取得後から経営デザインシートを使うようになりました。将来の事業計画と現状とのギャップや、財務計画の策定などは経営デザインシートを使うことで、客観的に分析しやすくなったと思います。