合格者の声
VOICE企業地域経済の活性化、社会的課題を解決するプロフェッショナル養成
合格者の声
VOICE2022/08/29
企業経営アドバイザー検定試験合格
トーテックアメニティ株式会社
水野 克己さん
2022年1月試験合格
現在、私はトーテックアメニティ株式会社というIT企業に勤務しています。
当社では事業部制を採用しており、私は製造業や流通サービス業といった民需系のお客様にITサービスを提供する事業部で執行役員として事業部長を拝命しています。
経歴としては、1988年の入社以来、製造業のお客様にITサービスを提供する営業職として従事してきました。6年前までは営業部長でしたが、5年前より事業部長となり現在に至ります。
私は知識の向上を目的として、常に何らかの学習をしています。2005年には中小企業診断士の資格を取得しました。組織開発やマーケティングといった日常業務で活用する知識は良いのですが、活用頻度が比較的低く診断士の学習時より制度改正が行われている知識、例えば財務会計や法務などの知識をブラッシュアップしたいと思い、企業経営アドバイザーの学習に取組みました。
企業経営アドバイザーの存在を知ったきっかけは、TACさんのホームページを見たことです。当社では従業員のスキル向上を目的として、トーテックビジネスカレッジ(通称TBC)という制度があります。TBCでは、資格取得のための様々な講座があり、受験費用の補助まで行っています。TBCの講座は外部団体とも連携しており、当社はTACさんの法人会員です。今年はどんな学習をしようかとTACさんのホームページを見た際に、企業経営アドバイザーの存在を知ったものです。
また、事業部長自ら学習する姿を見せることで、事業部員の自己啓発意識の向上につながれば、という思いもありました。
私としては、通学講座よりも通信講座の方が受講時間の調整がしやすかったです。1コマ約30分と短いこともあり、会社の昼休みなどに1講座・2講座ぐらい受けることはできました。家でも時間の拘束なく受けることができましたので、とても受講しやすかったです。また、自分が知っているような内容であれば、早送りして視聴することができ、この機能は時間の短縮に有効的でした。
企業経営や生産管理の知識については日常業務で活用していましたが、企業財務と企業法務については知識をブラッシュアップできたと思います。IT業界では請負開発において様々な契約上の問題が発生しています。紛争に発展するケースも後を絶ちません。そのような事態に陥らないように、法務の知識向上は必須であると考えていました。当社の営業部員にも法務の知識を深めてもらいたいと思っています。
私はお客様への提案や契約の最終レビューを行っています。法務の知識を深めたことで、これまで見過ごしていた問題点を指摘できるようになったと考えています。例えば、知的財産権に関する取扱いや債務不履行に関する詳細条項などです。
知識はインプットするだけではなくアウトプットすることで定着できると思っています。よく言われることですが、人に説明できて初めて理解したと言えると思っています。そのような意味でも、ロールプレイングは有意義であると感じました。
やはり日常業務で活用していない企業財務については、計算式など具体的な内容を忘れていたため、再度覚えなおしたという感じです。
まずは、現在の職責において事業部の成長、そして会社の成長に寄与していきたいと考えています。従業員が将来的にもイキイキと働けるような職場にしていきたいですし、成長戦略を描いて事業を発展させていきたいと考えています。
経営・財務・法務などビジネスパーソンとして必要なスキルを網羅的に習得することができる資格なので、企業で働く多くの人にとって有益な資格であると思います。また、中小企業診断士を目指す方には、その準備段階として企業経営アドバイザーの資格取得のための学習をされると知識の定着に繋がるとも思います。