合格者の声
VOICE企業地域経済の活性化、社会的課題を解決するプロフェッショナル養成
合格者の声
VOICE2020/03/16
企業経営アドバイザー検定試験合格
S-ark中小企業診断士事務所代表
林 恭輔さん
現在は顧問というような形での支援先が3社ほどあります。1社は地域創生に取り組んでいる会社で、今は店舗でオリーブオイルを売っていたりしています。地域創生の中で面白い商材を見つけてきて、それを販売するといった会社ですね。もう1社はIT系企業になるのですが、演劇とかをやっている会社と協力して、彼らに研修などを受けさせ、アルバイトというわけではないのですが、短・中期的な期間、週3~4日程度で働ける企業とマッチングさせる会社さんです。残る1社が、アニメグッズの製造とかアニメ系のウェブラジオなどをやったりする会社ですね。業種的にはいろいろとまたがっていると思います。
3社でやっていることは、だいたいは財務的な話ばかりですけどね。経理の流れをしっかり見たりとか。あまり売上に関しては、私は特に関与していません。
それと週1回は、横浜の方の公共機関の企業経営の相談窓口に行かせて貰っています。そのほか助成金申請などですかね。申請書を書くお手伝いをさせていただいております。
もともとTACさんから、中小企業診断士の合格者向けの案内をいただきまして、そこで企業経営アドバイザーのことを知りました。学習については、ちょうど診断士を取得した直後だったもので、知識科目はまだまだ記憶が残っている時期だったものですから、テキストを読み直しただけでした。事業性評価の方は、1回目の受験では落としてしまいまして、2回目の時に合格しました。学習はすべてWebでやりましたね。
事業性評価については、切り口として面白かったと思います。
現在はタイミング的なものがあって、取り扱ってはいないのですが、中小企業診断協会の案件とかをやらせていただくことがあります。診断士の実務の中で、特に事業性評価についてのことを知識としてもっていれば、非常に役立つと思います。最初に見るべきはどこなのか、といったことなどは、大小や業種に関係なく、同じ部分ですからね。
最初はやはり数値分析とかになりますが、いわゆるエビデンスとして役に立ったというのはあるかなと思います。
午前中は座学、午後からグループワークという形での実施でしたが、実践の場でも、相手の考えをどうやって引き出すのかというところで、たいへん苦労をするものです。長く付き合っていく会社さんでしたら、時間をかけて様々な状況を聞くことができるのでしょうけれども、協会の案件であれば、多くても3回から5回程度です。ですから、初回のときから聞いておかなければ、後はもう最終回報告になるという感じになってしまいます。そのときに何を聞けば良いのか、どういうことを聞けば良いのか、どう引き出せば良いのか。社長さんが上手く言葉にできなかったり、把握が曖昧だったりすると大変です。上手く引き出せるような喋り方、そして特に経営という部分で、どういった内容を聞いておくべきだとか、そういったことはかなり勉強になりました。実践的な良い機会になったな、と。コーチングの資格を取るつもりはありませんが、面白い経験をさせていただいたなと思います。
この試験を受験される方の多くは、社会に出ているのかなと思います。そういう方にとっては、その業界の知識を持っているということが強みになると思います。自社だけではなく他社にも生かしたいと。もちろん自社の中で生かす、見方を変えるという事も重要だと思います。そのときに、事業性評価の中でも数字で表すものと、その他のアクティビティを引き出すといえばよいのか、たとえば社内の問題を社長さんだったり管理職の方から引き出すのかということと、どういう内容を引き出すのかということ。この2つはとても重要になってきます。中小企業診断士でも企業経営アドバイザーもそうですけど、用件を文章にできないと、答えを出すという対応策はつくれないですよね。そういった用件の文章作りに近いものがあって、それが最終的には作れるようになっていくと思います。