年金検定2級・体当たりレポート
DATE19.11.29
みなさま、こんにちは。社会保険労務士の“マギー恵太”こと、原田 悠太郎です。
10月20日(日)に受験した、年金検定2級試験ですが、先日の11月18日(月)に、結果発表となりました。
合格された方、おめでとうございます。
私も試験の結果が気になって落ち着かず、試験当日〜合格発表まで、計29日間もの眠れない夜を過ごしましたが、無事、幸運にも合格の通知を受け取ることができました。
ところで、年金検定のホームページでは、「第1回 検定試験の結果」が掲示されております。
そちらの情報によると、
・申込者数は400人
・受験者数は326人
・合格者数は162人
・合格率は49.7%
・平均点は58.9点
とのことでした。
本来であれば、試験結果の分析をすべきところですが、第1回の検定試験ということもあり情報量も少ないため、なんともコメントがしづらいところです。
したがって、今回無事に合格することができましたので、「第1回 年金検定2級試験のお話」にて予告しました「年金検定2級・体当たりレポート」をお届けいたします。
①率直に思ったこと
本試験の問題を解いていて率直に思ったのが、「難しい」ということです。これは、「難しすぎてどうにもならん!」ということではなく、社労士試験に合格した私であっても、簡単には通過させてもらえない試験である、というイメージです。全体を通して見てみれば、難易度は高低あれども調整されていた印象を受けますが、ところどころ深い知識を求められる部分や、ちゃんと計算をしないと解くことのできない問題が潜んでおり、スラスラと解くことができる、という印象ではありませんでした。
反対に言えば、それなりに歯応えのある試験であった、ということもできます。そういう意味では、「初習の方でも勉強を進めれば合格ラインに到達できて、既習の方であっても解き甲斐がある」という言い回しが当てはまるかと思います。
②勉強方法について
ハッキリ言って、初習・既習を問わず、いわゆる「ノー勉」での合格は厳しいと言えます。というのも、この試験は知識問題だけではなく、計算問題も出題されるからです。正直なところ、知識面でいえば、既習者にとっては大きな負担を感じないでしょう。しかし、計算問題については、実際に電卓を叩いたり、年金額や月数を数えたりしなければならないので、ある程度の“慣れ”が必要です。
ゆえに、試験対策としては、
・初習の方:知識を叩き込む→知識問題を解く→計算問題を解く
・既習の方:計算問題を解く→知識問題の確認
という学習方法が効率的でしょう。
③総括
過去数回のコラムにて、年金検定受験の意義については語ってきたのですが、そちらでもお話をした通り、年金検定は年金に関する知識・理解を深める目的としては、バツグンの資格といえるでしょう。試験内容としてはあまりにも法律的すぎるということもなく、かといって法律的な部分を無視して実践問題ばかり出題されるということもなく、そういう意味で学習範囲・難易度がちょうど良く、年金についての学習の第一歩にはうってつけの試験でしょう。また、既習の方の知識の維持のための学習としても、ちょうどいい難易度と言えるのではないでしょうか。
あまり試験のことをオススメしすぎると、せっかくのコラムの場が宣伝記事で埋め尽くされてしまいますので、他にも語りたいことはあるのですが、試験のことはここまでとしましょう。
ここ数回のコラムでは、年金検定試験関係のこともあり、年金そのものに関わるコラムから離れてしまっていたのですが、次回のコラムではまた原点回帰ということで、年金お役立ち情報をお届けしていきたいと思います。
ちなみに次回は、最近話題の「あの問題」について、コラムを掲載したいと思います。
社会保険労務士
(マギー恵太こと)原田 悠太郎