ごえんをつなぐコラム

四格を育む㉑

年金検定2級試験を受験しました

DATE19.10.28

みなさま、こんにちは。社会保険労務士の“マギー恵太”こと、原田 悠太郎です。

 

タイトルの通り、10月20日(日)に年金検定2級を受験しました。

今回は、受験を終えての感想を、大きく3点に分けてお話ししたいと思います。

 

なお、以下の意見はあくまでも私の個人の感想であるため、「主観的な意見」が盛りだくさんであることを、あらかじめご承知おきください…。

 

①難易度

一応、社労士としてのプライドもあるので、「難しかった!」とは言いたくないところではあるのですが、正直なところ、難しいと感じる出題もありました。どのくらいの難しさかというと、イメージ的には、「年金検定の受験中に、社労士試験当日の思い出が頭をよぎった」くらいの感じでしょうか。とてもわかりづらいですね。

 

大雑把にいえば、「出題内容は社労士試験レベルに近い」ということです。「年金」と言われると、我々は“貰えるコーナー”である「給付」を思い浮かべますが、年金検定では給付のみならず、事務的な部分や、法律知識も出題されましたので、“貰えるコーナー”のイメージで受験に臨んでしまったり、法律の条文を読み慣れていない方にとっては、苦戦することも十分に考えられる試験だったといえます。一方で、初学でない方については、知識の復習にしっかり取り組めば十分に対応できる問題が多かったことから、あえて難易度をランク付けをするとしたら、5段階評価で「3」という印象です。

 

②お役立ち度

もっとも、私は協会のコラムで発言しているわけですから、読者の立場からすれば、「どうせそうやって忖度して高評価を付けるんでしょ。」と、言いたくなりますよね。そんなご意見を踏まえて、あえてネガティブな意見から入りたいと思います。

 

年金検定の難点は、「資格の知名度が高くないこと」です。新検定ですから、これは当然の話ではあります。資格の勉強の1つのモチベーションとして、「合格したことを自慢して回りたい!」というところが、少なからずありますよね。年金検定の場合、まだあまり知名度が高くないため、周囲に自慢したところで、合格者の求める称賛の言葉を受けることができない場合があります。

 

しかし、「自慢話の吹聴」はあくまで資格の勉強のモチベーションの1つであって、目的ではないですよね。むしろ、年金検定の場合は、「試験内容」に注目すべきであると思います。知識的にも、法律の条文に触れるという点でも、試験内容の観点では国家試験レベルともいえますから、知識や教養の充実の目的での学習、または社労士試験等への1つのステップとしての可能性も含め、いうなれば“ちょうど良い”試験であると思いました。5段階評価でいうなれば「4」という印象です。

 

③オススメ度

この点については、5段階評価で文句なしの「5」と言い切ります。

 

最初のコラムでは、年金について「知る」ことが大切であるというお話をしました。年金の知識が乏しいと、つい我々は報道などの尖った意見に影響を受けがちですよね。そうならないためにも、やはり年金については知識を身に付けておくべきですし、自分なりの考え方は持っておくべきだと思います。そうはいえども、きっかけがないとなかなか年金について学ぼうという気にはなりませんから、年金検定をそのきっかけとしてみてはいかがでしょうか。その意味も込めて、年金検定はどなたにでもオススメできる試験であるといえます。

 

このような形で3項目に分けてコメントをしましたが、まだ合格発表を迎えていないため、そもそも私が合格しているかはまだわかりません。能書きを言うだけ言って、不合格でした、ではあまりにも情けないので、何より私自身が、合格発表にプレッシャーを感じております。合格しているといいのですが…。こればかりはいい子に合格発表を待つしかありませんね。

 

社会保険労務士

(マギー恵太こと)原田 悠太郎

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