企業地域経済の活性化、社会的課題を解決するプロフェッショナル養成
「四格」を育む雑学や最近の話題をお届け致します。
当協会の森会長が、千葉テレビの番組「魚住りえのカイシャを伝えるテレビ」に出演しました。番組では「企業経営アドバイザー」の資格について、深掘りして説明しています。「企業経営アドバイザー」ってどんな資格かを知りたい方は、是非、ご覧ください。
(1)経済産業省「社会課題解決に向けた新規事業創造と経営デザインシート」
経営者として素人の看護師が、直面した開設資金の調達。従来の金融機関の融資基準では十分に受けられない、という大きな壁を乗り越え、4つの金融機関から無担保融資に漕ぎつけた。そのきっかけは、経営デザインシートだった。
【経緯】
当協会の森会長が、静岡県中小企業家同友会にて講演「地域金融の未来と中小企業の関係」をした際の質疑の時に、看護師の浅原様から、「自分は看護師に長年携わってきている経験を活かして、終末期の介護を専門とする事業を立ち上げたいが、自己資金は殆どないです。介護施設の設備資金や看護師を雇い事業を回していく運転資金が必要なので、金融機関に相談したが、『決算書はありますか?』、『立派なお考えだが事業実績を見せてください』と言われた。金融機関との関係づくりをどうしたら良いでしょうか?」とのご質問をいただき、浅原様とのやりとりがスタートした。
1年4か月後、浅原様の合同会社イノチテラスがスタートした。
(2)経済産業省「借入過多の会社の未来と金融機関の新発見~経営デザインシート活用~」
メッキ加工が使われる移動体通信の拡大に伴い業績が右肩上がりの時代、特殊鍍金化工所は大きな設備投資を行っていた。
しかし、様々な事業環境の変化の中で業績は一転した。
その困難を切り抜けるために活用した経営デザインシートによって、金融機関のバックアップを引き出すことに成功した。
【経緯】
当協会の森会長が、経営顧問を務めている株式会社マネジメントパートナーズ(略称MPS)は、リーマンショックの直後に全国で中小企業経営者の自殺が増え、どうにかしないといけないと立ち上がった弁護士、中小企業診断士、税理士などが小口出資で創設した経営改善支援機関です。
中小企業診断士、弁護士、税理士、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、心理カウンセラーなど50名ほどの専門部隊が、チームに分かれて個別案件に取り組んでいます。
毎月、進行中の個別案件の情報共有と、内閣府・経済産業省・中小企業庁・金融庁・環境省などの政府の最新情報を全員で共有する勉強会を開催しています。
その定例勉強会にて、森会長が政府委員として自ら開発し普及に取り組んでいる「経営デザインシート」「ローカルベンチマーク」の実務的な活用の仕方について、実例を交えての講義をしてきています。
動画では、MPSがファシリテーターとして、特殊鍍金化工所、多摩信用金庫に「経営デザインシート」「ローカルベンチマーク」を実践活用した内容が取り上げられています。